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こんにちは。
金沢の支度ができましたので、少々遅れましたが青森の様子UPしますね。
今回ご縁を頂いた皆さま、ありがとうございました!
土曜は雨、日曜は大量の花粉が舞いましたが、
本当に素晴らしい場で、子らもたくさん嫁いで行きました。
確かに遠いですけれど、またお伺いしますね、よろしくお願いします。
会場の岩木山が見えてきました、山頂は雲に覆われてしまって残念でしたが、絶景に絶句!
土曜の開始直前です、もう完全防備のお客様が!
私のブースは比較的傾斜の少ない場所で助かりました、でも雨漏りしてしまって。。。
さて、今回はとにかく出発までがバタバタ、
もう現場のアドリブで~と思ったのですが、雨に濡れてはいけないものが野外初出しだったので、
やはりそこはちゃんとしておかないとなあ~と結局あれこれ対応したのでした。
月曜日Hちゃんが手伝ってくれて、ホント助かりました、ありがとう。
結果雨に当たったので、無策だとヤバかったです。
水曜に出発して金曜搬入、その搬入時に、え?え?うそ?マジ???えーーー!!!
びっくりしました、二つとなりの陶器の方、なんと30年前の同期のまこちゃん、
え?なんで?ここに?ほんで陶器?へ??
卒業後はお互い全く連絡を取っていなかったので、もう驚いたのなんの(笑
私たちは建築を学んでいましたが、建築は考えはしても自分で作りはしないわけです。
私もまこちゃんも、自分で作る感触が欲しい人だったわけですね。
それぞれ別々ながら同じような方向を選択していった、ということのようです。
でお互いの30年をかいつまんで報告し合いはしましたが、二人して、
「積もる話?あるといえばあるけど、うふふ、ないよなあ~」
そこはお互いものを作る者同士、今何を思いどう考え、これから先どう進んでいくのか、
「今以降で関わろうや」「ぎょい」
というわけで、まこちゃんのことはまたおいおいご紹介することになるのかな、と思います。
そんな驚きの出会いもあった今回の丸1週間、全走行2500キロ、
日本海側を北上し、徹底的に海沿いを走りました。
左に海、右に山、
どこまでも果てしなく終わりなき可能性の海、どっしりとゆるぎない圧倒的存在感を誇る山、
そして、津軽という地、弘前、岩木山周辺、
素晴らしい景色というだけではない、肌で感じる尋常ではない空気、気が満ち満ちており、
ただただ感無量と言うのが精一杯、すごかったです。
私は何も分からず行ったのですが、会場が近くなるにつれて、
これただの場所ではないな、という感じがしてきました。
岩木山は非常に凛とした気高い姿で、隣の岩木山神社もまた尋常でない風格、
肌を切るような感覚もあり、岩木山は霊山なのではと思い実行委員さんに聞いてみると、
やはり、岩木山は昔は女人禁制の男山だったそうで、
岩木山神社の鳥居の向こうに岩木山の山頂が見え、
この桜林公園の階段通路の先に岩木山の山頂が見え、
岩木山はいわゆるご神体、なのですね。
それで納得しました、相当なパワースポットだったわけです。
私はパワーを頂けたのかどうかはわかりませんが、とにかくすごいすごいところでした!!
岩木山神社、↓のところ雲に邪魔されてますが、ちょこっと見えます山頂、ちゃんとニ礼二拍手一礼でお参りしましたよ
桜林公園の階段通路、↑のところに山頂が見えるそうです、ここもブースが並んでいたのですが終わってから撮ったので、ガランとした通路だけの写真
全部搬出を終えて撮った、暮れ時の岩木山です
さて、今回往復は車中泊をしましたが、会場滞在中は温泉民宿に泊まりました。
会場よりさらに少し登ったところにある、民宿ぶなこ。
御年82歳のおばあちゃんがお一人で暮らしています。
ご主人は写真家で、ご夫婦で民宿をしておられたのですが、今は過去形です。
もしかすると、お一人になってからは過去のお客さまだけで、
一元さんは受けていなかったのかな、という気がしていますが、
どういうわけか私は一元で連泊し、しかもすっかり常連のごとく甘えさせて頂きました。
素泊まりなのに、おばちゃんと一緒にご飯をよばれ、
「あんた運んでよ」
「うんわかった、流しのとこに適当に置いといたで」
「おばちゃん昼間のごみ捨てさしてもろてええか」
「勝手に行って捨てとけばいいさ」
「あばちゃん明日朝お湯もらっていくで」
「勝手に沸かして持っていったらいいさ」
「ほらここは電気付けておくところ!おばちゃん転んだらいかんで」
「あ、ごめん間違えた、そやったな」
「チョコ持って行くかい」
「うん持って行く!」
私は最初から全く遠慮も気兼ねもすることなく、初めての感じは全くしなかったです。
毎日終わって帰って、いろいろとおしゃべりしました。
実はおばちゃんは、遠いところから女の子(ではもうないけど)が一人で車で来る、
というので、朝から山菜を取りに山へ入って、5品も6品も山菜料理をこしらえてくれていたこと、
ご飯代を払うと言うと、
「私がしてあげたくてしてることなのさ!」と気持ちよくいい放ったこと、
若い頃はさらにきっぷのいい、しゃんとした方だったのではないかな、と思います。
ぶなこの温泉は、源泉かけ流し、
内湯も露天風呂も、とにかくお湯はじゃんじゃん出っ放しでしかも熱い。
足し水をするその水も、気兼ねなくじゃんじゃん。
お勝手には湧き水が引かれていて「この水はおいしい水ね」というその水も出っ放し。
露天風呂の脇には沢が流れていて、雪が解けたこの時期だから余計なのか、
流れているという水量ではなく、ものすごい音を立てて相当な勢い。
私はいい季節にお邪魔していますが、それでもそこここに冬が垣間見える、
冬は雪が2階にまでなるというこの地で一人で暮らすおばちゃん、
やはりまた感無量になりました、すごいを超えている。。。
土日を終えて、帰路とさらに逆になるけど山内丸山には行って帰ろうと思い、
日曜も泊まって3泊しました。
いよいよ月曜帰り際おばちゃんに、安心しなはれ赤鬼くんをプレゼント包装して渡したのですが、
「あ~こういうものを作っていたのさねえ。。。そうかそうだったんだべな。。。
これならお父さん喜ぶべさ、お父さん雑な仕事をする人には相当厳しかったけども、
これさお父さんの仏壇に据えたら、お父さん大層喜びなさる。。。」
そう言っておばちゃんは涙した。
おばちゃんはものを作る人ではないけど、そして赤鬼くんはかなりおちゃらけているのに、
その向こうの目に見えない何かを大事にする人のように思え、
「おばちゃん、あとな、気にしなさんな天狗さんとなんとかなるやろ河童くんがおるねん、
来る度に1個づつ置いていくわ、あと2回はこんならん、それまで元気にしとってよ!」
そう言って私も涙した。
おばちゃん、この度はお世話になりありがとうございました!
体気を付けて、どうぞ元気でいてください、またお伺いしますね。
おばちゃんです、姿勢も良くしっかりしていて、とても82歳とは思えない!
山菜尽くしの夕食ホントおいしかった!熊や猿で山に入るのはコワイそうです。中央は杏の梅干しに右端は手作り保存フルーツ
日曜の朝ぶなこから会場へ行く途中、八甲田の方角?見下ろせば雲海になっていて、会場近くはまさにその雲海の中でした。
ぶなこの露天風呂、露天は足し水なしで入れたけれど、それでもなかなか熱めでした。髪はツルツルになりましたよ。
沢の音がものすごい!
月曜山を下りて、振り向きざまに止まって1枚、雲一つない快晴!やっぱり凛々しいなあ~!
あ~相当長くなりますねえ~ちょっと疲れてきましたが~
というわけで、あとは出発から順を追っていきます。
往きは新潟親不知で1泊、秋田で1泊、そこから大舘に入って、弘前へ。
親不知の道の駅、浜に降りられます。引き潮だったのかな、かなり遠浅になっていて、砂じゃなく玉砂利で美しい浜でした
海水も、けっこうきれいで驚きました
私の車にもいよいよタオルがぶら下がるようになりました(笑
これはね~たぶん走ってて目の前に白馬岳?が現れた時だなあ~車中から撮ったもの
ここ歩いて渡れるのですが、下海が丸見えでコワくて渡れなかった。地に足がつかない状況は大の苦手、戻ってこれなくなっちゃいそうで(笑
どこの海岸でも降り立って釣りをしている人がたくさん、どうやってあそこまで行くの?というところに人が立っていたりします。この手前の人は女の人でしたよ
えっーと、これは鶴岡を過ぎた頃かなあ~目の前に鳥海山現る!山形・庄内辺りから、空気がぜんぜん変わってきますね、澄んでくる!
ここは鳥海山のたもとの十六面菩薩像?のある海岸、この↓のところが
こうなってます、あちこち菩薩さま?観音さま?が刻されています
そのちょっと先の日本海に沈む夕陽の絶景ポイント、大阪からバイクのYさんがすでにテントを張って一杯やってはったので、夕陽+Yさんで
その後沈む夕陽、く~っ、いや私は一杯やってはいないんですけどね
またそのちょっと先の展望台から、かなり暗くなってましたが、鳥海山!鳥海山は何と言うか柔らかさがあるなあ~、山ってちょっと離れたところからの全形がやっぱりいいな、ここはもう秋田に入っていて、ここで1泊
翌朝すごいいいお天気!ずっと曇りや雨だったので、この真っ青な海は格別でした
こっちは男鹿半島の方角ですね
こっちは佐渡の方角、見えないけど
日本海沿いはとにかく風力発電の風車が立ち並んでます
さらに進んで、鳥海山が遠くなった、天気もまたうす曇り
この先から内陸大舘に入り弘前へ、大舘までの道も新緑の景色で素晴らしかったです。
そしてお昼すぎ、岩木山が現れた冒頭の写真になります。
さて、では岩木山を後にした月曜日、復路です。
弘前からさらに北上して青森市へ、山内丸山遺跡、向こうに見えるのは八甲田連峰かな?
栗の樹のやぐら、復元です、山内丸山でいっぱい本買っちゃった、うぐぐ。。。
棟方志功記念館、月曜休館でした、ザンネン、ここからどう帰ろうかと思ったのですが、八甲田、奥入瀬、十和田と抜けていくことにしました
八甲田の展望台からの岩木山、なるほど津軽富士と呼ばれるのもうなずけます
八甲田頂上手前のなんとか高原、すごく気持ちのいいところでした、アイスを食べてたらおっちゃんが、おいしそうだね~、うんおいしい、今から奥入瀬行くねん、そうか途中のブナ林はきれいだよ~と教えてくれた
八甲田の頂上付近はまだ雪、白いところは雪です
睡蓮沼、あ~ぶなこで淡路から来たおっちゃんが言うてたのはここじゃないかな、龍の目
津軽・下北半島を龍と見たら、この睡蓮沼がちょうど龍の目になるんだって!
なんちゃら高原でおっちゃんが教えてくれたブナ林、結構長くて本当はあ~もっときれいだったんだけどなあ~写真はいまひとつ
これは奥入瀬の手前の鴬川?鴬橋?奥入瀬もずいぶん広範囲だけど、その手前からもうきれいな渓流です
奥入瀬の写真何枚も撮ったけれど、どれもイマイチでした、かろうじて
奥入瀬から十和田へ、湖なのにかなり波立っていてびっくり
もう少し先では非常に凪いでてまたびっくり
十和田の水もキレイでした
はい、ここでカメラのバッテリー切れで、写真はおしまいです。
このあと秋田に出て7号線を走り、山形を過ぎて新潟に入った辺りで1泊、
そこからは一度通しで走っておこうと思って7号線8号線をひた走り、
薄ら雲ながら、白馬岳、立山、白山、も仰ぎ見つつ、延々ぶっ通しで750キロ、
福井辺りで1泊するつもりだったのですが、そのまま走って帰還しました。
ふう~~~、さすがに書き疲れましたね~~~よってこのままパタっと終わります。(笑
明日は朝5時前に出発、のんびり運転安全運転、行ってきます☆
おしまい。