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こんにちは。
ではでは富山を振り返ってみます。
八ヶ岳を終えて瀬戸に到着したのは夜11時半頃だったかな。
ソッコー眠りについて、翌朝9時から荷物の作り直し、
値札も+税表示に変えないといけません。
本当はね、ゆっくり起きて体休める午前中のはずだったよね、
はい、これそっち、うん、それ千円、とか手伝ってもらって、
玄米おにぎりにゆでタマゴ、ナッツも持たせてくれて、予定通り11時半には出発、
ホントこれは大きな大きな借りです、どこかでどーんとお返ししますね!
愛知から富山までは、国道41号線をひたすら北上しました。
下呂、高山、飛騨を抜けて、思ったよりスキスキで5時間ほどで到着しました。
この移動日はすごく暑い日でしたけど、41号線は結構爽やか、5度くらい低かった感じです。
そして到着です、大和さん
富山は路面電車が走ってるのですね
無事搬入しての飾りつけ、あっという間に8時でタイムリミット、あとは翌朝8時から、
私はとにかく展示にしろ片づけにしろ、現場を定める手際が悪いのです。
アタフタしながらも、なんとかスタート。
すごく整ったキレイな場所、開店です!
週替わりは3店で、お隣は染工房石田さん、一番向こうも染めの1883さんでした
実は私、百貨店展示には正直苦手意識があるのです。
作品的にも人物的にも、何となく場違いな感じがしてしまって、
う~やはり私が居る場所ではないのではなかろうか~?
とか思ってしまいます。
なので、必要以上に緊張してしまうのですね。
すると持ち場自体も委縮してしまいます。
でも、お隣の方も後ろの方も、あ、すごい気さく!
そしてフロアの方々も非常に大らかで、あら?もしや素でいいかも??
初日2日目までは緊張してましたが、その後はぐんぐん自由になりました。
その口火を切って下さったのが、朝日町のMさん、
「あの~パクさんですか?お会いするのは初めてですが、これもあれも使ってます!」
えっ!?!?!
聞けばMさん、Jさんの旅館・赤穂温泉祥吉さんで私のものを買って帰ったそうなのです!
えーーー!もうびっくりです!!
そしてまた今回富山に来ることも見つけて来て下さいました。
朝日町は富山といってもそれなりに遠いわけでして、
もうね~こんな嬉しいことないですよ、本当にありがとうございました!
それからはすっかり普段通り、楽しく過ごさせてもらいました。
でいろいろと話していると、意外にも姫路繋がりの方が多くてびっくり!
私姫路出身よ!結婚して富山なの~!
あら、うちのお嫁さん姫路の人よ!
富山の前の勤務地が姫路だったんですよ~!
3日前姫路に居たのよ、そう、旅行、姫路城見に!
息子が神戸で姫路城と穴子食べに行くはずが、ドタキャンになったのが今もくやしいわあ~!
私としては、富山って関西より、という感覚では全くなかったのですが、
イントネーションにしても標準語というよりむしろ関西よりなんだな~というのも発見でしたね。
他には、旅行中の東京の方やお仕事で来ていた蒲郡の方、徒歩圏内の仕事帰りよ!の方も、
皆さま、ありがとうございました。
さてそして、日曜日にご夫婦でお越しくださったのが、Iさんです。
実は、焼きあがった時から、
この子はどなたのところにいくのかなあ~?と思っていた子、
その子がIさんのおうちに嫁ぎました!!
あ~いいおうちにもらってもらってよかったね~~~!
そしてIさんは、月曜も、火曜も、お姉さんや娘さんたちを連れて、
こんにちは~また来ました~!えー!
またまた来ました~~~!えーーー!
その子を含めて、3姉妹?3母娘?そして他にもいろいろ、
みんな揃ってIさん一族のところにお引っ越しいたしました。
特に1点モノのそれぞれの表情は二度と出せませんのでね、
あ~ほんとみんないいおうちに行けてよかったね~感無量。。。
最後はお姉さん「ぜひまた来て下さいね!」
こんなに喜んで頂けて本望につきます、ありがとうございました!!
さて、こうして充実した1週間でしたが、実は場外編がね、ありますのですよ。
前半はホテルに宿泊したのですが、後半はキャンセル、
道の駅で車泊し、朝銭湯で身支度して出勤~にしちゃいました。
これはね~本当に大正解でした!
せっかく富山に来てるのに、百貨店とホテルの往復だけじゃもったいないですよ。
で、道の駅に車を走らせた最初の日、到着してみたらなんと一面キャンドルナイト!
え?なに?なに~??
富山市の北20キロほどの滑川市の道の駅、ほたるいかミュージアムと併設になっていて、そのイベントだったのですね
それぞれのグループごとになにか表現しています
こちらはベトナムのグループ、ベトナムの国土はこういう龍のカタチをしてるんですって
このひょうたんランプは見事でしたね
目の前の夜暗い景色に突然現れた、一面に敷き詰められたキャンドルのイルミネーション、
これは本当に、え~!わあ~!サプライズプレゼントになりました。
そして翌朝、やっぱりコレです、
わお~海だ~富山湾だ~!
雲がキレイでしたね~右側にはせりだした堤防があって、釣り人たちが、見事に等間隔(笑
展望台から立山連峰。。。のはずが、やっぱり雲で見えなかったですね
富山滞在の1週間は、残念ながらずっと曇りや雨。
本当はちょっと遠いけど、氷見の道の駅に行きたかったんですよね。
富山湾、その向こうに立山連峰、
30年前に見て忘れられないその絶景をもう一度見たい!
最後の日は、もうお天気悪いけど行っちゃおう!で氷見の道の駅に行きました。
夜9時前に到着して、併設の温泉に入ろうと車を止めたらですね、
突然ドンドーーーン!!って!!
へっ?なにっ?なにっ??
と思った瞬間目の前に花火が!!
こんな時間に?しかも誰も見に来てないし??
花火大会で上がるような花火なの、あっけにとられつつ、わ、わあ~~~っ!
で結局、30発くらいで終わっちゃったのです。。。あら?
本当に、何だったのでしょうね??
翌日氷見の方に聞いても、さあ~?いや~?
まあよくわからないですけど、とにかくまたしてものサプライズ、大感激でした!
そして入った温泉もとっても良くて、すっかり長風呂、
この風呂タイムは、それはそれはの至福感、どっぷり満喫しました。
これは明日はキセキ的に立山連峰が見えるかもしれん!と有頂天で眠りにつき、
まあそのキセキは当然起きなかったのですが、
その日の朝は雲の表情がすごくてね、独特の景色を味わえました。
この雲がね~素晴らしかった!朝6時頃かな、この展望台にも上がってみましたが、やっぱりコワくてコワくて、飛んじゃうと戻ってこれなくなっちゃうよ!(笑
左側は能登半島の方角です
この正面に、本来なら立山連峰が連なってます
非常に幻想的でした
写真は時系列ですが、本当に分刻みで刻々と表情が変わっていく、この間10分くらいでしょうか
この後道の駅を出て海沿いの道を走っていると、浜が現れました。
美しかった、夕陽みたいでした、瀬戸内海だと海に向かって右手の太陽は夕陽なんですよね
この波打ち際がね、なんともキレイでね、射抜かれましたよ
そして市内に向かって走っていると、雲に覆われた山の頂だけが見えてきた!浮かんでるみたい、それはそれで不思議な景色でした
ここ数年、全国あちこち行く機会を得まして、どこも短い滞在ではあるのですが、
そこここごとの土地土地ごとの気、肌で感じる感覚的なもの、
そういうものを感じています。
富山は海の幸、山の幸が豊富で非常に潤い・豊かさに満ちています。
そして立地条件や資源に恵まれているだけでなく、さらにそこから何かを生み出す力、
生産能力の高さ、は群を抜いているのではないでしょうか。
工芸都市高岡を筆頭に名産品も数知れず、
短期間なりに富山の空気を感じてみて、これ必然だわ、
そんな風に感じた次第です、非常に魅力的。
そしてその象徴のごとくに出会ったのが、能作さんです(NOUSAKU・社名です)
実は会場の後ろ隣りだった能作さん、
会社ですのでね、商品・製品なのですが、なんとも作品性が光っていました。
KAGOシリーズ、この写真は平の状態で伝わりづらいのですが、錫100%の画期的な技術を開発し、それによって折り曲げ自在な錫になり、この平モノは自在に立体に起き上がり、かごになったり台になったり、自分流にアレンジできます、平の形状も美しいのですが、その形状・大きさによって起き上がり方にバリエーションができるわけで、それも計算されたものなのでしょう
これは真鍮の風鈴で、やはり写真がいまひとつなのですが、私の持ち場からふと目をやったある瞬間、そのラインの美しさに目を奪われました、そしてこの鈍い光、重厚感、かなりの存在力でしたね
能作さんのコーナーは威風堂々と異彩を放っているように感じました。
聞けば、錫100%の技術は本来なら特許に値するものですが、
自社の利益よりも錫の普及を考えあえてそれをせず、
今では他社もその技術による製品を生み出している、とのこと。
この異彩は、そういうトップの水面下の概念に基づいてのものなのだな、
そう納得し、私ごときがなのですが、非常に感じ入る機会を頂くことができました。
で!
その能作のYちゃんとなぜか妙に意気投合しまして、
「ちょっとお~大昔からの友達みたいや~ん♪」
搬出後に富山ブラックラーメン(有名なんだとか!)を食べ、
Yちゃんのお友達のお店でしゃべりまくり(笑
富山を出たのは夜11時半、金沢まで走って1泊し、そして翌日帰還。
こうして全行程終了です。
今回のお話を下さったKさん、そして富山大和さん、フロアの方々も、
搬出はバタバタして、ちゃんとご挨拶もできませんでしたが、
この場を借りまして、お世話になりましたです、ありがとうございました。
そして最後に書くのは、Hちゃん、
この1年、にゃんこ、植木、留守を守ってくれて、ほんとにほんとにありがとう!!!
Hちゃんはモノづくりはしないけど、
でも何を大事に生きるのか、そこの部分を共有していると感じています。
こうして多くの方々に助けられ、支えてもらって、
その時そこに存在し、今ここに存在しています。
皆さまに感謝、生きていることに感謝、
もうめいっぱい感じ切った2週間です、
ありがとうございました!!