ブログ

2017-10-22 11:50:00

こんにちは。

ではでは富山を振り返ってみます。

八ヶ岳を終えて瀬戸に到着したのは夜11時半頃だったかな。

ソッコー眠りについて、翌朝9時から荷物の作り直し、

値札も+税表示に変えないといけません。

本当はね、ゆっくり起きて体休める午前中のはずだったよね、

はい、これそっち、うん、それ千円、とか手伝ってもらって、

玄米おにぎりにゆでタマゴ、ナッツも持たせてくれて、予定通り11時半には出発、

ホントこれは大きな大きな借りです、どこかでどーんとお返ししますね!

愛知から富山までは、国道41号線をひたすら北上しました。

下呂、高山、飛騨を抜けて、思ったよりスキスキで5時間ほどで到着しました。

この移動日はすごく暑い日でしたけど、41号線は結構爽やか、5度くらい低かった感じです。

 

IMG_0257_1.JPG そして到着です、大和さん

 

IMG_0255_1.JPG 富山は路面電車が走ってるのですね

 

無事搬入しての飾りつけ、あっという間に8時でタイムリミット、あとは翌朝8時から、

私はとにかく展示にしろ片づけにしろ、現場を定める手際が悪いのです。

アタフタしながらも、なんとかスタート。

 

IMG_0247_1.JPG すごく整ったキレイな場所、開店です!

 

IMG_0249_1.JPG 週替わりは3店で、お隣は染工房石田さん、一番向こうも染めの1883さんでした

 

実は私、百貨店展示には正直苦手意識があるのです。

作品的にも人物的にも、何となく場違いな感じがしてしまって、

う~やはり私が居る場所ではないのではなかろうか~?

とか思ってしまいます。

なので、必要以上に緊張してしまうのですね。

すると持ち場自体も委縮してしまいます。

でも、お隣の方も後ろの方も、あ、すごい気さく!

そしてフロアの方々も非常に大らかで、あら?もしや素でいいかも??

初日2日目までは緊張してましたが、その後はぐんぐん自由になりました。

その口火を切って下さったのが、朝日町のMさん、

「あの~パクさんですか?お会いするのは初めてですが、これもあれも使ってます!」

えっ!?!?!

聞けばMさん、Jさんの旅館・赤穂温泉祥吉さんで私のものを買って帰ったそうなのです!

えーーー!もうびっくりです!!

そしてまた今回富山に来ることも見つけて来て下さいました。

朝日町は富山といってもそれなりに遠いわけでして、

もうね~こんな嬉しいことないですよ、本当にありがとうございました!

それからはすっかり普段通り、楽しく過ごさせてもらいました。

でいろいろと話していると、意外にも姫路繋がりの方が多くてびっくり!

私姫路出身よ!結婚して富山なの~!

あら、うちのお嫁さん姫路の人よ!

富山の前の勤務地が姫路だったんですよ~!

3日前姫路に居たのよ、そう、旅行、姫路城見に!

息子が神戸で姫路城と穴子食べに行くはずが、ドタキャンになったのが今もくやしいわあ~!

私としては、富山って関西より、という感覚では全くなかったのですが、

イントネーションにしても標準語というよりむしろ関西よりなんだな~というのも発見でしたね。

他には、旅行中の東京の方やお仕事で来ていた蒲郡の方、徒歩圏内の仕事帰りよ!の方も、

皆さま、ありがとうございました。

さてそして、日曜日にご夫婦でお越しくださったのが、Iさんです。

実は、焼きあがった時から、

この子はどなたのところにいくのかなあ~?と思っていた子、

その子がIさんのおうちに嫁ぎました!!

あ~いいおうちにもらってもらってよかったね~~~!

そしてIさんは、月曜も、火曜も、お姉さんや娘さんたちを連れて、

こんにちは~また来ました~!えー!

またまた来ました~~~!えーーー!

その子を含めて、3姉妹?3母娘?そして他にもいろいろ、

みんな揃ってIさん一族のところにお引っ越しいたしました。

特に1点モノのそれぞれの表情は二度と出せませんのでね、

あ~ほんとみんないいおうちに行けてよかったね~感無量。。。

最後はお姉さん「ぜひまた来て下さいね!」

こんなに喜んで頂けて本望につきます、ありがとうございました!!

さて、こうして充実した1週間でしたが、実は場外編がね、ありますのですよ。

前半はホテルに宿泊したのですが、後半はキャンセル、

道の駅で車泊し、朝銭湯で身支度して出勤~にしちゃいました。

これはね~本当に大正解でした!

せっかく富山に来てるのに、百貨店とホテルの往復だけじゃもったいないですよ。

で、道の駅に車を走らせた最初の日、到着してみたらなんと一面キャンドルナイト!

 

IMG_0270_1.JPG え?なに?なに~??

 

IMG_0266_1.JPG 富山市の北20キロほどの滑川市の道の駅、ほたるいかミュージアムと併設になっていて、そのイベントだったのですね

 

IMG_0267_1.JPG それぞれのグループごとになにか表現しています

 

IMG_0272_1.JPG こちらはベトナムのグループ、ベトナムの国土はこういう龍のカタチをしてるんですって

 

IMG_0274_1.JPG このひょうたんランプは見事でしたね

 

目の前の夜暗い景色に突然現れた、一面に敷き詰められたキャンドルのイルミネーション、

これは本当に、え~!わあ~!サプライズプレゼントになりました。

そして翌朝、やっぱりコレです、

 

IMG_0282_1.JPG わお~海だ~富山湾だ~!

 

IMG_0289_1.JPG 雲がキレイでしたね~右側にはせりだした堤防があって、釣り人たちが、見事に等間隔(笑

 

IMG_0291_1.JPG 展望台から立山連峰。。。のはずが、やっぱり雲で見えなかったですね

 

富山滞在の1週間は、残念ながらずっと曇りや雨。

本当はちょっと遠いけど、氷見の道の駅に行きたかったんですよね。

富山湾、その向こうに立山連峰、

30年前に見て忘れられないその絶景をもう一度見たい!

最後の日は、もうお天気悪いけど行っちゃおう!で氷見の道の駅に行きました。

夜9時前に到着して、併設の温泉に入ろうと車を止めたらですね、

突然ドンドーーーン!!って!!

へっ?なにっ?なにっ??

と思った瞬間目の前に花火が!!

 

IMG_0305_1.JPG こんな時間に?しかも誰も見に来てないし??

 

IMG_0304_1.JPG 花火大会で上がるような花火なの、あっけにとられつつ、わ、わあ~~~っ!

 

で結局、30発くらいで終わっちゃったのです。。。あら?

本当に、何だったのでしょうね??

翌日氷見の方に聞いても、さあ~?いや~?

まあよくわからないですけど、とにかくまたしてものサプライズ、大感激でした!

そして入った温泉もとっても良くて、すっかり長風呂、

この風呂タイムは、それはそれはの至福感、どっぷり満喫しました。

これは明日はキセキ的に立山連峰が見えるかもしれん!と有頂天で眠りにつき、

まあそのキセキは当然起きなかったのですが、

その日の朝は雲の表情がすごくてね、独特の景色を味わえました。

 

IMG_0311_1.JPG この雲がね~素晴らしかった!朝6時頃かな、この展望台にも上がってみましたが、やっぱりコワくてコワくて、飛んじゃうと戻ってこれなくなっちゃうよ!(笑

 

IMG_0313_1.JPG 左側は能登半島の方角です

 

IMG_0314_1.JPG この正面に、本来なら立山連峰が連なってます

 

IMG_0316_1.JPG 非常に幻想的でした

 

IMG_0317_1.JPG 写真は時系列ですが、本当に分刻みで刻々と表情が変わっていく、この間10分くらいでしょうか

 

この後道の駅を出て海沿いの道を走っていると、浜が現れました。 

 

IMG_0321_1.JPG 美しかった、夕陽みたいでした、瀬戸内海だと海に向かって右手の太陽は夕陽なんですよね

 

IMG_0325_1.JPG この波打ち際がね、なんともキレイでね、射抜かれましたよ

 

IMG_0329_1.JPG そして市内に向かって走っていると、雲に覆われた山の頂だけが見えてきた!浮かんでるみたい、それはそれで不思議な景色でした

 

ここ数年、全国あちこち行く機会を得まして、どこも短い滞在ではあるのですが、

そこここごとの土地土地ごとの気、肌で感じる感覚的なもの、

そういうものを感じています。

富山は海の幸、山の幸が豊富で非常に潤い・豊かさに満ちています。

そして立地条件や資源に恵まれているだけでなく、さらにそこから何かを生み出す力、

生産能力の高さ、は群を抜いているのではないでしょうか。

工芸都市高岡を筆頭に名産品も数知れず、

短期間なりに富山の空気を感じてみて、これ必然だわ、

そんな風に感じた次第です、非常に魅力的。

そしてその象徴のごとくに出会ったのが、能作さんです(NOUSAKU・社名です)

実は会場の後ろ隣りだった能作さん、

会社ですのでね、商品・製品なのですが、なんとも作品性が光っていました。

 

IMG_0292_1.JPG KAGOシリーズ、この写真は平の状態で伝わりづらいのですが、錫100%の画期的な技術を開発し、それによって折り曲げ自在な錫になり、この平モノは自在に立体に起き上がり、かごになったり台になったり、自分流にアレンジできます、平の形状も美しいのですが、その形状・大きさによって起き上がり方にバリエーションができるわけで、それも計算されたものなのでしょう

 

IMG_0294_1.JPG これは真鍮の風鈴で、やはり写真がいまひとつなのですが、私の持ち場からふと目をやったある瞬間、そのラインの美しさに目を奪われました、そしてこの鈍い光、重厚感、かなりの存在力でしたね

 

能作さんのコーナーは威風堂々と異彩を放っているように感じました。

聞けば、錫100%の技術は本来なら特許に値するものですが、

自社の利益よりも錫の普及を考えあえてそれをせず、

今では他社もその技術による製品を生み出している、とのこと。

この異彩は、そういうトップの水面下の概念に基づいてのものなのだな、

そう納得し、私ごときがなのですが、非常に感じ入る機会を頂くことができました。

で!

その能作のYちゃんとなぜか妙に意気投合しまして、

「ちょっとお~大昔からの友達みたいや~ん♪」

搬出後に富山ブラックラーメン(有名なんだとか!)を食べ、

Yちゃんのお友達のお店でしゃべりまくり(笑

富山を出たのは夜11時半、金沢まで走って1泊し、そして翌日帰還。

 

こうして全行程終了です。

今回のお話を下さったKさん、そして富山大和さん、フロアの方々も、

搬出はバタバタして、ちゃんとご挨拶もできませんでしたが、

この場を借りまして、お世話になりましたです、ありがとうございました。

そして最後に書くのは、Hちゃん、

この1年、にゃんこ、植木、留守を守ってくれて、ほんとにほんとにありがとう!!! 

Hちゃんはモノづくりはしないけど、

でも何を大事に生きるのか、そこの部分を共有していると感じています。

こうして多くの方々に助けられ、支えてもらって、

その時そこに存在し、今ここに存在しています。

皆さまに感謝、生きていることに感謝、

もうめいっぱい感じ切った2週間です、

ありがとうございました!!